離乳食を始めてから約2ヶ月経つと、離乳食中期に入り始めます。初期はお粥から進めていき、食べるということを覚えさせることから始めましたが、そろそろ赤ちゃんも食べるという行為が楽しくなってくる頃でしょう。
中期に入ると、口に食べ物を入れるという行為に慣れるのと同時に、消化器官も整ってきます。これからさらにステップアップしていく上で、赤ちゃんの様子を見ながら、個人のペースに合わせて中期の食事をスタートしてみましょう。
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中期の食事を始める合図は?
一般に、中期の食事は舌で潰れる固さのものを食べられるようになる時期です。食事の回数を増やし、食事の形状も変えて、ステップアップした食事に慣らしていきましょう。
口の中のものをもぐもぐとよく動かす様子や、ペースト状の食べ物をじぶんでしっかりとごっくんできるようになっていれば、中期の食事を始める合図です。
もし、うまく飲み込めなかったり、よく吐き出してしまったり、むせてしまったりということがある場合は、もう少し様子を見て1回食を続けましょう。
また、生活のリズムをしっかり作り、一日2回食になる準備をしてください。基本的に、初期の離乳食で食事の時間が定まってくれば、赤ちゃんは早起きの習慣がついてきているかと思います。
そのペースに合わせて、食事による生活リズムを作っていくと、より赤ちゃん自身が食事への興味を持ってくれますよ。
食事の回数や量は?
中期の食事をスタートできるようになったら、食事の回数を2回に増やします。時間帯は、1回目の食事は初期と同様に午前中に1回。2回目の食事は、夕方に1回取り入れましょう。
1回目と2回目の食事の時間は約4時間あけて、その間は適度にお腹がすくようにお散歩などをすると良いでしょう。出来るだけ毎日同じ時間帯に食事の時間を設け、赤ちゃんに食事の習慣をつけていきましょう。
ただし、まだまだ赤ちゃんの消化器官は大人と比べて未熟なので、夜にあげるのは負担がかかってしまいますのでやめましょう。
また、授乳についてですが、離乳食の量が増えるにつれて欲しがらなくなってくることが多いのですが、もし欲しがるようであれば、飲みたいだけあげてください。
ミルクの場合は一日3回程度が目安です。次に食事のあげる量ですが、必ず1回目と2回目の食事の量は同じぐらいの量にしてあげてください。
この頃からは7倍粥を大さじ3ぐらいからスタートし、中期の終わりには子ども茶碗の半分~7分目ぐらいの量まで増やしていきます。だいたい大人の食事の1/4~1/3ぐらいを目安とすると良いでしょう。
もちろん、一日の授乳やミルクの量によっても変化していきますので、様子を見ながら量を調節していきましょう。
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食事の固さ
前述したように、この頃の食事は7倍粥のように舌で簡単につぶせる固さで用意します。イメージとしては、プリンや豆腐のような固さですね。
また、食材によっては片栗粉でとろみをつけると飲み込みやすくなります。野菜は茹でたものをみじん切りに、肉類も大きいと消化に負担がかかる為、出来るだけ細かくするか、すり潰してあげましょう。
この時、赤ちゃんのウンチに食べたものがそのまま出てしまっていることがありますが、下痢でなければ中止する必要はありません。まだ噛むという行為に慣れていない為、丸飲みしてしまっているのです。
食べているときに、しっかりと口をもぐもぐさせているかどうかチェックしてあげるとよいでしょう。また、1回のスプーンに乗せる量が多いことも丸飲みの原因にもなるので、スプーンの先端半分ぐらいの量にしてみてください。
バランスも考えよう
中期の食事は、母乳やミルクの量が減り、離乳食から栄養を取るようになっていきます。その為、新しい食材を試しながら食べ物から栄養を採るということが大切になってきます。
献立を主食、主菜、副菜の3品を基本とし、離乳食から栄養をとる習慣を身につけさせてあげてください。その際に、新しい食材を試す場合は初期の時と同様に小さじ1から始めてください。
場合によっては匂いや、食感にびっくりしてしまうこともありますので、ゆっくり慣らしていきましょう。ステップアップは様子を見ながらどのようなことにも言えますが、赤ちゃんの成長は個人差がありますし、その日の体調や気分などで変化があります。
特に食事は、授乳やミルクの量、運動量などでその日の食べる量はバラつきがちです。だからと言って、無理に食べさせることはありませんし、食べる量に神経質になる必要はありません。
なにより大切なのは、しっかり赤ちゃんが食事を覚えていくことですし、食事を楽しいものと思えるようにしていくことです。その中で、ママが一緒になって赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切です。
そして、食事をしている赤ちゃんの様子をしっかり見てあげてください。
固さはどうか?
どんな食材が好きか?
メニューがワンパターンになっていないか?
赤ちゃんの反応を見ていろいろ試しながら、進めていってあげてくださいね。
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