待望の妊娠出産、赤ちゃんが産まれてくるのがうれしくて待ち遠しくて・・・
というのがママの気持ちだと思います。
けれど大切な赤ちゃんだからこそ、赤ちゃんが産まれてくると楽しさだけではなく、ちょっとした様子の変化を心配したり、周りの子供と自分の子供を比べて不安に思ったり、慣れない育児に生活リズムのバランスを崩したり・・・
なんてことは珍しいことではありません。
近くにご家族がいてくれたら安心ですが、そうとは限らないですよね。
ちょっとしたことでも誰かに聞いてもらうだけで気持ちが楽になります。
今回はそんな悩みや心配事などを電話で相談できる「育児相談電話」についてご紹介いたします。
深夜や早朝など24時間対応の窓口もありますので、困った時に気軽に使える育児のサポートとして確認しておいてくださいね。
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育児はゼロからのスタート
みなさんが初めてママになった時、年齢も職業も人それぞれです。
けれど共通しているのは、みんな育児経験は初めてということです。
妊娠期間の約10か月の間に、みなさんママになる準備をしているかと思います。
「産まれたらこうしよう」とかイメージしている人も多いかもしれません。街でママと子供たちの姿を見ると、楽しい生活を想像すると思います。
でも子供が産まれたら現実の育児は24時間待ったなしでスタートします。
「オムツの替え方」
「赤ちゃんの抱っこの仕方」
「赤ちゃんが泣き止まない時どうあやしたらいいのか」
きっとこの辺りは産後産院で初めて体験しますが、小さい赤ちゃんを初めて前にした時、どのくらいの力加減で触れていいのかさえわからず緊張した記憶が私にはあります。
産まれるまでは「抱っこも授乳もママなら当たり前にできるのかな」とあまり深く考えたことはありませんでした。
でも「わからない」「初めて」だらけのスタートで特に慣れるまでは不安に感じる人も多いのです。
初めての育児で困ったり、悩んだときには
困った時は育児相談電話に電話をしてみましょう。
わからなくて不安なのは自分だけではありません。
今は子供が大きくなったママさんたちもみんな経験していることです。
育児相談電話のメリットは次のようなことがあります、
・直接自分の子供の状況に応じて相談ができる
・急病、心のケアなど目的に応じて専門に対応している窓口がある
・すぐに対応できる(24時間相談できるところも)
・本やネットの一方的な情報と違い、電話口の相手と双方でやりとりができる
・自分の抱えていることを(悩みや不安など)口に出して誰かに聞いてもらうだけで気持ちが楽になる
・教えてもらうだけでなく共感してもらうことで孤独感や不安の払拭につながる
など電話というコミュニケーションをとるものだからこそ、できることがあります。
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夜間の急病には
「小児救急電話相談(#8000)」
休日・夜間の急な病気にどう対処したらよいのか、小児科医師や看護師等が受診の必要性や応急処置についてアドバイスを受けることができます。
小さな子供の場合、夜に急に熱を出したり、嘔吐したりということは珍しいことではありません。
また誤飲や頭をぶつけてどうしたらよいのか困った時にも相談できます。
「#8000」で住んでいる都道府県の相談窓口につながりますが、都道府県によって実施時間が異なりますので、事前にお住いのエリア情報を確認しておきましょう。
夜間や休日対応することで急病については基本24時間体制で相談できるといえます。
他にもお住いの都道府県や市によって救急医療や健康相談の相談窓口を設けていますので、チェックしておきましょう。
子育て、育児について
「エンゼル110番(0800-5555-110)」
森永乳業が提供している育児に関する無料育児相談電話です。
赤ちゃんの体のこと、ミルクや離乳食、しつけや遊びなど妊娠中のママから育児で悩んでいるパパも相談できる窓口です。
またエンゼル110番のHPには、他の方の質問なども掲載されていますのであわせて利用すると参考になりますね。
虐待について
「児童相談所共通ダイヤル(189)」
「泣き声がよく聞こえる」「もしかして虐待かも?」と思った時や「子育てがつらい…子供にあたってしまう」など子育てに悩むママやそういう人を知っていたら、すぐに相談できる24時間対応の窓口で、近くの児童相談所につながるようになっています。
通告や相談は匿名で行うこともできますので、育児に悩んでいる人も悩む前に一度かけてみてください。
その他の育児相談電話
自治体」によって様々な育児相談電話を設けています。中には24時間対応のものもあります。
育児相談電話については各自治体のHPや子育てガイド等にのっています。
また「日本保育協会」や「保険会社」などでも育児相談電話の窓口がありますので調べて確認しておけば、いざという時に焦らずに対応できますので準備しておきましょう。
メモに書いて、普段よく見える場所に貼っておきましょう。
パパにも教えてあげてくださいね。
産後のママのケア
産後、ママの心の変調はごく自然なことです。
「マタニティブルー」
赤ちゃんが誕生して数日後から一時的に気分が落ち込みなぜか悲しく涙もろくなってしまうものです。
原因は、妊娠中に活躍した女性ホルモンが産後急激に減少し、精神面に影響を与えるためといわれています。
そこに慣れない育児や疲れが加わってブルーな気分が強まります。
マタニティブルーは一時的なものですが、中には「産後うつ」につながるケースもあります。
「産後うつ」は気分の落ち込み、疲れやすい、やる気がでない、イライラしやすい、自殺を考えることがある、などうつ病と同じ症状が出ます。
ホルモンの変化や母親になるという役割への重圧や、ママの孤独感、24時間休みのない育児の疲れ、元々の真面目で几帳面などの性格の持ち主など、様々な要因が関係しているようです。
ママの気持ちをわかってくれて一緒に支えてくれるパパや周りのご家族のサポートも大事です。
誰かとコミュニケーションをとったり、少し息抜きや気分転換ができる場も必要でしょう。
そういう時こそ気軽に育児相談電話を利用してください。
自分が限界になる前に
ママ一人で「私がやらないと」と頑張りすぎると疲れ果ててしまいます。
日中パパはお仕事、ママ一人で赤ちゃんと24時間お家で過ごしていると気分も滅入ってしまいます。
育児には子供の健康、成長、食事、病気、心の発達・・・などたくさんいろんな面があります。
ママ一人で24時間一つ一つ対応するのはとても大変なことです。
それに育児は正解のないもので、子供によっても状況は違います。
そんな時こそ育児相談電話を利用して、気軽にサポートを受けてみてください。
初めてかける時は少し勇気が必要かもしれませんが、どうしようと思い詰めているよりもかければ気持ちも楽になります。
育児相談電話の相手は、その専門家であったり、育児の先輩であったりします。
安心して任せて大丈夫です。次から次へと出てくる疑問や不安もそういったサポートを通して解消してください。
24時間誰かとつながるとわかっていれば少し安心しますよね。
育児相談電話を上手く利用することで産後の疲れた体や心のケアにもつながるでしょう。
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