「もしかして妊娠したかも!?」そう思ったら皆さんどうやって調べますか?
本当に妊娠したのかまだわからない、そんな時にすぐ病院に行くのは結構勇気がいるものです。そこでまず自分で簡単にチェックできる方法として妊娠検査薬があります。
検査薬といっても難しいものではありませんが、初めて買うときは少しドキドキしますよね。今回はその妊娠検査薬について使い方や値段などをご紹介します。
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妊娠検査薬ってどんなもの?その使い方は?
妊娠検査薬とは尿中にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が検出されるかどうかを調べるものです。
※hCGとは…胎盤になる絨毛組織から分泌されるホルモンのこと受精卵が子宮内に着床する妊娠3週ごろに急激に分泌が増え、尿中や血中に現れます。
週数が進むにつれ分泌が増え、最も分泌される11~12週をピークに減少します。使い方はメーカーによって形状は異なりますが、体温計のような形をしています。先端が採尿部(尿をかける部分)となっており、その部分に一定時間(量)尿をかけると陽性反応か陰性反応が出るようになっています。
形状や使用方法(尿をかける時間など)、判定結果の見え方などは商品によって異なります。
妊娠検査薬の値段比較
日本の薬局等で売られている一般的な商品をご紹介します。
チェックワン
ドゥーテスト
クリアブルー
P-チェックS
チェックワンデジタル
デジタルPチェック
1~6共)検出感度50IU/L
(尿中1L中にhCGが50IU以上あれば陽性結果が得られるということです)
各商品を比較してみると、どの商品も判定は約1分で確認でき、正確さは99%以上です。またどれも「生理開始予定日の1週間後」から使用可能となっていますので基本的には大きな差はありません。異なる点をいえば、チェックワンは使用後に判定結果が残りますので、時間差があってもパートナーに判定結果の実物を見せながら伝えることができます。
チェックワンデジタルとデジタルPチェックは判定結果が液晶ディスプレイに表示されるので判定結果に迷わずわかりやすいのが特徴です。性能について大差はないですが、使用方法(尿をかける時間、浸す時間、判定のタイミングなど)は商品によって異なります。一度検査薬を使った経験があるからといって商品の使用説明を確認しないと、検査結果が異なる場合がありますので十分注意してください。
判定結果を残しておきたいという希望や、わかりやすいデジタルタイプがよいという希望が特になければドゥ-テスト、クリアブルー、P-チェックSは同価格になりますので、実際に薬局等で手に取って比較してみると違いがわかりやすいですよ。お店によって販売価格が異なる場合がありますので、お値段重視で購入するという方法もひとつです。
またパッケージを見たときに自分が見て使い易そうだなと思えるものを選ぶのもひとつです。パッケージを見ただけでも、検査薬の形状や色、使用方法解説の明確さなどの違いがあり、意外と商品のイメージが伝わってくるものです。自分にとって使い易そうと直感でピンときたものを選んでもよいと思います。
特に確認してほしいのは、判定結果ラインが出る部分(窓)と正しく検査できたかを示す確認ラインが出る部分(窓)の形です。
商品ごとに異なるので、判定結果がわかりやすいものを選ぶのがおすすめです。
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検査薬を使う有効なタイミングと気を付けること
妊娠検査薬は妊娠4週頃から反応が出ます。しかし早すぎるとhCGの濃度が低く判定結果が鮮明に出ないこともありますし、
排卵が遅れるなどで実際はまだ4週になっていなかった場合などは反応が出ない場合もあります。各妊娠検査薬が生理予定日の1週間後からの使用を推奨しているのはそのためです。
また、どの商品も「朝、昼、夜いつでも検査可能」というような表記がありますが、朝一番の尿は濃いため陽性反応が出やすく、飲食をするお昼頃は取った水分で尿中の濃度が薄くなるなど、検査をする時間帯によって濃度が変わることがあります。検査をする際、尿をかけてやる場合と、紙コップを使い尿に浸してやる場合がありますが、慣れていない方は紙コップを使ってやる方法をおすすめします。
尿を直接かける場合、採尿部以外(そのすぐ上にある)判定部分にかかってしまうことや尿をかける規定時間を守れなかったり、正確にかからないことがあるなど、判定結果に影響が及ぶ場合があります。紙コップを使う場合、紙コップの準備が必要であったり、基本自宅でしかできないというネックはありますが、落ち着いて検査することができます。
検査時に気を付けることは落ち着いて冷静になることです。妊娠したかもというワクワク感、もしくはその逆の場合もあるかもしれませんがより正確な検査結果をもたらすためには心を落ち着かせてまずはしっかり使用説明書を読みましょう。
実は私自身も長男の妊娠発覚の際、初めて検査薬を使う時にあまりに緊張していたのか手が震え、尿の入った紙コップをそのままトイレの中に落としてしまうという失敗の経験があります。
早く結果が知りたいのに、次の尿意もなかなか来ず・・・というようなこともありますので、皆さんもまずはゆったりと冷静な心持ちで検査に向かってください。
陽性反応が出たら
妊娠している可能性があります。できるだけ早く医師の診断を受けてください。
次の場合は陽性反応が出ることがあります。(注意)
・閉経期の場合
・hCG産生腫瘍の場合
・性腺刺激ホルモン剤の投与を受けている場合
・高度の糖尿、蛋白尿、血尿などの場合
陰性反応が出たら
今回の検査では妊娠反応は認められないという結果です。しかしその後も生理が始まらない場合は妊娠している可能性がありますので、再検査をするか医師に相談してください。
次の場合は陰性反応が出ることがあります。(注意)
・生理周期が不規則な場合
・使用者の思い違いで生理予定日の日数が間違っている場合
・妊娠初期でhCGの濃度が低いの場合
・異常妊娠の場合(子宮外妊娠など)
・胎児異常の場合(胎内死亡、けい留流産など)
・胞状奇胎などにより大量のhCGが分泌された場合
微妙な(薄い)ラインは?
上記妊娠検査薬の場合、線の薄い濃いにかかわらず線が出れば陽性反応と書かれているものが多いですが、商品ごとの取扱説明書をよく読み十分に確認の上お使いください。
まとめ
手軽に自分でチェックできる妊娠検査薬ですが、あくまで妊娠の可能性を補助的に検査するものです。検査結果を受けて自分で勝手に判定せず、早めに医師の診断を受けてください。
妊娠初期は器官形成期といって、赤ちゃんの中枢神経や心臓などがつくられるとても重要な時期です。なるべく早く妊娠を知ることで飲酒や喫煙(副流煙)、放射線照射や薬の摂取、激しい運動や仕事のストレスの回避など生活の中で注意して過ごすことができます。
日本で販売されている一般的な検査薬の場合、ほとんどが正確さ99%以上のもので安心して使えます。正しい使い方をすれば妊娠目安となる判定結果が確認できますので、生理の遅れなどに気づいた場合は早めに検査して、母体の健康と赤ちゃんの発育を守りましょう。
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