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中期4~7ヵ月

便秘に苦しむ妊婦さんへ即効性のある解消法はこれ!

妊娠中のママさんは、お腹のなかでスクスクと育つ我が子に出会うのを、心待ちにしているはず。

一方で、妊婦さんの身体には、さまざまな変化が起こります。

 

つわりや身体のだるさ、風邪のような症状など、人によって身体のトラブルが起こることも。

そして、実に妊婦の約7割が苦しめられるといわれているのが「便秘」です。

 

便秘になるとお腹が苦しいのはもちろん、腸内に老廃物やガスが溜まった状態が続きます。

これが腸で吸収されてしまうと、老廃物の成分が血管に流れ、血液を汚し、その汚れた血液が赤ちゃんを守る胎盤にまで影響するかもしれないのです。

便秘は妊婦ママさんも、赤ちゃんも苦しめます。

ですから、便秘はできるだけ早く解消しておいたほうがいいのです。

 

だからといって、お薬に頼ることはできません。

とくに市販の便秘薬には、子宮を収縮させてしまう作用をもつ成分が含まれていることがあるので、絶対にいけません。

でも、できるだけ早くスッキリしたい・・・

そんな便秘で苦しむ妊婦さんの悩みを、即効で解消する方法をご紹介したいと思います。

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そもそも、なぜ妊婦さんは便秘になるの?

妊婦さんの便秘には、いくつかの原因があります。

妊娠初期の便秘の原因

妊娠すると、体内のホルモンバランスが変化します。

とくに妊娠4か月くらいまでは、流産を防ぐために「黄体ホルモン」というホルモンが活発に分泌されるようになります。

ただしこのホルモン、胃や腸の筋肉をゆるめ、腸のぜんどう運動を低下させてしまう作用もあるのです。

そのため、妊娠初期の妊婦さんは便秘になりやすくなります。

 

また、つわり中に充分な水分が摂れなかったり、羊水やお腹の赤ちゃんの血液を作るために妊婦ママさんの体内の水分が使われるために、妊婦さん本人が水分不足に陥りやすくなります。

これで便が固くなり、出にくくなることもあります。

 

妊娠中期~後期の便秘の原因

妊婦さんのお腹も大きくなってくるころです。

つまり、子宮が大きくなるということ。

 

妊娠前の子宮は鶏卵くらいの大きさですが、2か月めにはレモン大、3か月めにはグレープフルーツ大まで大きくなります。

そうして大きくなっていく子宮は、小腸や大腸をどんどん背中の方へ押しやってしまいます。

 

大腸は圧迫されて、便が進みにくくなり、もたもたしているうちに水分を必要以上に腸に吸収されて固くなってしまうために、便秘になることがあります。

 

また、案外大きな影響を与えるのが、ストレスです。

初めての妊娠への不安や、体調不良、それに妊娠中のママさんは気持ちが不安定でイライラしがちで、ストレスがたまるのです。

 

腸は”第二の脳”といわれるほど、感情やストレスに敏感。

ためこんだストレスが原因で腸の動きを鈍くし、便秘になってしまうことがあります。

 

今すぐ!妊婦さんの便秘を即効で解消する方法

1.朝起きたら、白湯を飲みましょう。

起きてすぐ、白湯を1杯飲む習慣をつけてみましょう。

寝起きに水分をとると、すぐ腸に届きやすいので、固くなっている便を柔らかくしてくれたり、腸のぜんどう運動を促す効果があります。

 

また、朝食をしっかりとることも大切。

食事によって胃腸が刺激され、腸のぜんどう運動が促されます。

 

また妊娠中は、水分をこまめな補給がおすすめです。

妊婦さんは新陳代謝が良くなるので汗をかきやすく、また体内の水分を赤ちゃんにもっていかれがち。

水分不足は血行不良や、便秘を引き起こします。

 

2.食物繊維を摂りましょう。

たとえば、いつもいただく白米を、玄米や雑穀米に変えるだけで、即効果が出る人もいるそうです。

ただ、食物繊維には”不溶性”と”水溶性”の2種類があります。

 

よく「食物繊維がいっぱい」と言われる根菜類などは、実は不溶性。

食べ過ぎるとガスが出るため、適量食べることが大切です。

妊婦さんがいっぱい食べるとお腹が苦しくなるかもしれません。

 

そこで、”水溶性”の食物繊維を積極的にとりましょう。

ところてん、こんにゃく、また昆布やわかめ、もずくなどの海藻類に多く含まれています

これらを食べることで、便に水分が増え、出やすくなります。

 

大切なのは、2つの食物繊維をバランスよく取ること。

どちらかに偏るのはかえってよくありませんよ。

 

3.オリゴ糖入りヨーグルトを食べましょう。

便秘に効く!と評判が高いのが、「オリゴ糖」と「ヨーグルト」。

これらは、腸内環境を整えてくれます。

 

せっかくなので、ヨーグルトにオリゴ糖をかけて一気にお腹にいいものを食べてしまいましょう。

数日食べただけで即スッキリできたという人もいるので、ぜひお試しください。

 

もっとも、妊婦さんは1日にとれる乳製品の量には限りがありますね。

ですから、便秘にいいからと食べ過ぎず、適量いただくように気をつけましょう。

 

4.適度に運動しましょう。

妊娠初期は、すごく眠くなる妊婦さんも少なくありません。

「安静にしてね!」という身体からのメッセージなわけですが、だからといっていつもグウグウ寝ていたら、運動不足になりますよね。

運動不足は血流を悪くし、筋力の衰えをまねきます。いきむ力が弱くなってしまうのです。

 

ですから、適度に運動をしましょう。もちろん激しい運動は厳禁。

またお腹が大きくなってくると、歩くのも億劫ですよ。

 

でも、便秘解消には「歩く」ことも実は重要です。

歩くことによって骨盤が動き、腹筋が刺激され、腸が刺激されて、便秘解消につながるのです。

しばらくゴロゴロして過ごしていたという人は、意識して歩くようにするだけで、便秘に悩まなくなることもあります。

 

また、マタニティースイミングや、マタニティーヨガなどを積極的にとりいれるのもおすすめ。

これらは便秘解消だけでなく、腰痛や足のつりなど妊婦さんにありがちな身体のトラブル解決にも効果的です。

無理なく、負担なく、適度に運動して、腸を上手に刺激してあげましょう。

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5.ハーブティーを飲みましょう。

コーヒーや紅茶はカフェインが含まれるので、避ける妊婦さんも多いですよね。

でも、ハーブティーならノンカフェイン。

さらに便秘にも効果的なハーブもあるんです。

 

◯たんぽぽコーヒー

言わずと知れた、妊婦さん御用達の飲みものです。

おいしいだけでなく、お腹の調子も整えてくれますよ。

 

◯生姜ドリンク

生姜には、身体を温める効果があります。

身体が冷えると、筋肉の動きが鈍くなりますよね。

腸も同じで、冷えるとぜんどう運動は低下してしまいます。

ですから、便秘解消には身体を温めることも効果があるのです。

すった生姜や搾り汁をはちみつと一緒にお湯に溶かして飲んだり、ノンカフェインの紅茶にまぜて飲んだりするのがおすすめです。

 

◯ローズヒップ

レモンの約20倍のビタミンCを含むローズヒップ。

ビタミンCは腸の善玉菌を増やしてくれます。

また、ローズヒップには水溶性の食物繊維も含まれるので、便をやわらかくする効果があるのです。

 

6.ゆっくりお風呂に入りましょう。

先にも紹介したように、身体が冷えることで、腸のぜんどう運動が低下してしまいます。

便秘のときは、身体を温めるのも効果的です。

 

妊婦さんはお腹が大きくなってくるとお風呂が億劫になってきて、夏場のお風呂はシャワーで済ませる・・・という人もいるはず。

でも、便秘で困っているなら、5分でもいいから温かいお湯につかりましょう。

 

腸の運動が促されるだけでなく、温まることで血液循環がよくなり、身体の緊張もほぐれます。

お風呂には自律神経のバランスを整える効果もあり、リラックスできますよ。

 

まとめ

こうした方法を試してみても、ちっとも便秘が解消されない・・・

 

というときは、お医者さんに相談してください。かかりつけの産科の先生がいいと思います。

適切な対象方法を考えてくれるか、赤ちゃんに負担をかけないお薬を処方してもらえるはずです。

 

妊娠中は、さまざまな原因から便秘になりがちです。

ただ、便秘が直接赤ちゃんに深刻な影響を与えることはありませんから、ママさんは不安になりすぎないでください。

妊婦さんなら誰でも通る道です。

赤ちゃんが元気に生まれたころには「便秘に困ったこともあったなぁ」といい思い出になっているはず。

 

また、どの方法が効果があるかは人それぞれです。

とりあえずあれこれ試してみて、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

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