働くママのみなさん、育児休業はどのくらい取るご予定ですか?
もしくはすでに復帰されたママさんたちはいつ頃復帰されたのでしょうか。
働くママにとって育児休業中にはありがたいことに「育児休業給付金」という給付制度がありますが、もし復帰直前になってあなたはお仕事に復帰する気満々なのに、何らかの理由で復帰できない時はどうなるのでしょうか?
働きたいのに働けない、生活費はどうするの?ということもあるかもしれません。
今回は育休を延長することになった場合、育児休業給付金はどうなるのか
また延長できる条件とはどのようなものかなど、ご紹介していきます。
スポンサードリンク
育休復帰のタイミング
個人の状況や職場環境によっても違うと思いますが次のタイミングで考える方が多いのではないでしょうか。
●1年後
●半年後
1年後
・長く子供と過ごすことができ、育児休業給付金も長く受けることができる
・仕事のブランクを考えたり少し不安に思うことも出てくる
・預け先(保育園)の確保が難しい場合も
半年後
・半年しか一緒に入れない寂しい気持ち
・仕事に早く復帰することで大変ではあるが子育てとの切り替えができリフレッシュできる
・仕事の関係で長期的に休みづらい
・人気エリアだと保育園の入園は0歳1歳が勝負、0歳児だと入りやすい!?
など、そこにはいろんな環境や気持ちが存在しています。
多くの方は「1年後」というタイミングで育休を取得する方が多いです。
しかし、育休明けが近づいたとき、子供の預け先が見つからない、戻れない!ということが起きるのは珍しいことではありません。
待機児童問題
待機児童問題は都心部を中心と聞きますが、実際には都心部だけでなく地方都市やみなさんの周りにも待機児童が多いところはたくさんあります。
保育所に入れるのか、入れる条件や保育料も自治体によって異なります。
「待機児童」とよく聞いていましたが、自分自身がこの問題に直面して問題の大きさを実感している私です。
私のように現在、会社勤めを辞めて主婦業をしている人もたくさんいて、求職活動したいけれど待機児童激戦区で入所申請すら出せない(諦めざるをえない)状況の人は待機児童数にも数えられていないんですよね・・・
本当根が深いです。
これだけ待機児童がいれば、戻る職場があっても保育所に入れないケースもあります。
予定通り保育園に入れなかったら~育休の延長について~
認可保育所に入所申請しているものの空きがなく予定通り仕事に戻れない場合は、子供が1歳6か月まで育児休業を延長することができます。
条件としては、保育所の入所不承諾書など延長理由を証明する書類が事前に必要です。
このように育休を延ばすにはあくまで特別な条件が必要です。
「保育所に入れない」以外には「配偶者の死亡や病気…」など本当に限られた条件でなければ延長できません。
そして延長する方の多くが該当する条件は「保育所に入れない」という理由のようです。
上記のような条件で育休が延長になった場合は、育児休業給付金は出ます。
「育児休業給付金がでるならとりあえず大丈夫かな!?」と思った方いませんか?
復帰できなくても育児休業給付金がもらえるのなら安心、また延長している間に保育園を探そうと思っているだけでは、半年後また大変になるかもしれません。
保育園の準備はいつから始める?
育休延長で育児休業給付金も延長できますが、働くママさんは復帰の準備をきちんとしておかなければ後々自分が大変になります。
先程もお伝えした待機児童問題、また6か月後は本当に戻れるのかなど、考えておくことはたくさんあります。6か月って思っているより早いです。
保育所の空きについては自治体によって状況は様々です。
6か月延ばしたからといってその間に必ず見つかるとは限りません。
育休をとる方の多くは1年を希望されます。
みなさんが同じタイミング(お子さんが1歳になって)で職場復帰を考えているということは入所のタイミングもかぶってくるということです。
「保育所 入れやすい」ということで考えると
・0歳児クラス
・4月入所
になります。
「1歳枠」は激戦と呼ばれ、育休1年取って子供が1歳になってから預けたいと思うママが多いことと、0歳児から受け入れがある場合、1歳児の定員は0歳児がそのまま進級することで定員が埋まってしまうからです。
また保育所というのは4月以外にも途中入所もできるので、育休1年取得して年度途中を希望される方も多いと思いますが、途中では中々空きが出ません。
それに比べると年度初めの4月というのは一番入りやすい時期になります。
自治体によって異なりますが、保育所の利用には家庭のいろんな条件があり、保育の必要性をポイントとして利用者を決定します。
地域の保育所状況や条件を事前に確認しておくことが大切です。
スポンサードリンク
育休延長か確実な復職か迷っている方へ
復帰予定の方で、「確実に予定期間後には復帰したい」「どうしても保育所に入れたい」「延長しても保育所に入れなかったらどうしようか不安」という方は育休期間内に保育所に申し込みをしておくことをおすすめします。
つまりそれは、もしかしたら育休1年をまるまる消化できない可能性があるということなのですが・・・
前もって保育所に申し込みを出していれば、本来まだ育休中の4月のタイミングで入れたり、それがだめでも途中空きが出た際にもしかしたら入れる可能性もありますので、育休期間内に保育所が見つかり延長しなくても良くなるかもしれません。
また育休の延長はせず、「認可外」に預けて働くという方法もあります。
認可外に預けることで、次の年度の入所審査でのポイントが高くなります。
育休延長や、保育所も認可、認可外それぞれ条件がありますが働く意思がある場合、復職を希望している場合は、ある程度早めに動いて事を進めておく方がよいです。
地域によっても激戦区、入りやすい地域など様々です。
復帰の不安材料を払しょくしたい方や待機児童が心配な方はまずはお住いエリアの役所で確認され、入るのが難しそうだなと思われる場合は決まれば育休を切り上げる覚悟で早めに保育所の申し込みをしておけば後の労力も少しマシになるかもしれません。
延長し育児休業給付金をもらい、でもやっぱり辞めざると得ませんでした・・・と最悪の結果になることはあなた自身にとっても会社にとっても避けたいですよね。
育休復帰はまだ課題でいっぱい
働くママを応援する育休と育児休業給付金ですが、何も考えず安心して復帰できる状況には残念ながらまだまだなっていません。育児休業給付金も延長はできますが、その条件はもちろん正当な条件が必要です。
半年延長しても、きちんと準備「保活」をしておかなければ安心できません。最悪の場合、退職を考えなければいけないケースもあるかもしれません。
制度をギリギリまで活用することはできますが、後で自分たちが焦らないように準備や復帰までの道をシミュレーションしておくことが大切かもしれませんね。
スポンサードリンク
この記事へのコメントはありません。