ようやくかわいい我が子に出会えて、幸せいっぱいの産後ママ。
でも、幸せにひたってばかりもいられません。
産後ママは、十分に休む間もなく、目が回るほどに忙しい子育ての日々が始まります。
すべてが初めてのこと。
赤ちゃんはかわいくてたまらないけれど、体力も戻らないうちから、不安もいっぱい、わからないこともいっぱいの中、ぐっすり寝ることもできない毎日が続けば、つらくもなってきますよね。
さらに、産後ママによく起こる現象の一つが、食べすぎてしまうこと。
お腹がすいて仕方がないのです。
食べても食べても、また食べてしまいます。
ときには、お腹がいっぱいにもかかわらず、食べ物に手が伸びてしまうことも・・・
一体自分はどうなってしまったのかしら?
なんで食べてしまうの?
すっかり太ってしまったのに・・・
そこで今回は、食べてしまうことへの罪悪感や後悔に押しつぶされてしまいそうになっている産後ママさんのために、ストレスにならない過食の解決法について考えていきたいと思います。
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どうしても食べてしまう産後ママの悩みを解決する3つの方法
産後ママはみんな食べている
過食してしまう。
これはいわゆる「産後ママあるある」のひとつです。
とくに母乳を中心にお子さんを育てているママは、授乳することで、800キロカロリー近くのエネルギーを消費していると言われます。
さらには、泣き止まない赤ちゃんを抱っこしてあやすのは一日中のことですし、おむつを替えるたびにしゃがみこんだり、沐浴するたびに汗をかいたり、お世話の合間に掃除をしたり、洗濯したり、料理をしたり。
出産の疲れも残る中、昼も夜も赤ちゃんのお世話や家事で、休むことはできません。
これはママにとってかなりの重労働です。
お腹がすくのも仕方がありませんよね。
産後ママのお腹がすくのは、体のエネルギーが足りていないからです。
ママが元気でいるためにも、赤ちゃんにたっぷり母乳を飲んでもらうためにも、エネルギー補給することは必要です。
お腹がすいて、以前よりも食欲が増す。
それは、産後ママにとっては自然なこと。
そのために食べてしまったとしても、罪悪感を感じることも、後悔する必要もありません。
産後ママはみんな、多かれ少なかれ、
「なんか食べちゃってるな」
を経験しています。
もしかしたら、過食の原因はストレスかも
でも、もうすでにお腹いっぱいなのに、それでも食べてしまうとしたら?
この場合は、単なるエネルギー不足ではなく、ストレスのせいかもしれません。
慣れない赤ちゃんの世話は、やっぱり大変です。
赤ちゃんがとってもかわいいことと、育児の大変さは別物ですよね。
赤ちゃんは3、4時間おきに、昼夜関係なくお腹が空いたと泣いてママを呼びます。
その合間にママは、汚れたおむつを替えなければいけません。
産後ママには、ゆっくり寝る時間もないのです。
外に出ることもなかなかできず、一日中赤ちゃんと2人きりで向き合っていると孤独を感じることもあります。
また、パパが十分に育児をやってくれない、家事を分担してくれないなどの不満も出てくるかもしれません。
そうしたところからストレスを溜め込み、それを発散するために、食べすぎてしまうケースがよくあるのです。
場合によっては、嘔吐するまで食べてしまうママもいます。
でも、ここで食べるのをガマンしすぎると、さらにイライラは募り募って、赤ちゃんの優しいママではいられなくなるかもしれません。
もしストレスが溜まっていると感じるのなら、まず食べてしまうことはひとまず置いておいて、第一に「睡眠時間」がとれるように工夫してみることをおすすめします。
ひどい睡眠不足は、精神の不安定さやイライラの原因になるだけでなく、空腹も引き起こします。
パートナーに自分の状況を知ってもらい、夜間の授乳を交代してもらったり、休日にしっかり眠れる時間を作ってもらうなどして、たっぷり眠れる環境を整えてみてください。
身体的にも、精神的にも、ストレスが軽減されるはずです。
食べるものを選ぼう
産後ママはお腹がすくのが普通。
だからといって、何でもいくらでも食べていいというわけではありません。
とくに授乳中は要注意。
食べるものによって乳腺が詰まったり、母乳の味が変わったりします。
それに、母乳で消費されるとはいえ、食べたいだけ食べていれば当然太ります。
食べてもいいけれど、必要以上に食べないように、また母乳に影響のないように食べる工夫が必要です。
でも、産後ママは一日三食、決まった時間に食事をとることさえ難しいもの。
料理をする時間も手間も十分にありませんよね。
だから、ついつい買いだめた菓子パンだとかお菓子だとかを、ちょいちょいつまんでしまうのです。
これは体にも母乳にもよくありません。
そこで、あらかじめ食べるものを用意しておきましょう。
たとえば、おにぎり。
朝、パパが子どもの相手をしてくれている間にラップにギュッとくるんで、冷凍庫に放り込みましょう。
シャケや昆布など日持ちしやすい具材を用意しておき、ご飯と一緒にくるめば味も楽しめます。
食べたくなったときは、電子レンジで軽く温めればOK。
小ぶりのタッパーをいくつか用意し、キュウリやトマトなど切りやすく食べやすい生野菜をザクザク切って入れ、冷蔵庫に並べておくのもおすすめです。
時間があれば、ブロッコリやアスパラ、ニンジン、レンコンなどを茹でたり蒸したりしておいてください。
ノンオイルのドレッシングをお好みでいくつか用意し、気分に合わせて選んで食べます。
どうしてもお菓子が食べたいなら、洋菓子より和菓子がおすすめ。
ただし、お餅は乳腺を詰まらせやすいので避けましょう。
揚げ物は母乳への影響がちょっと気になりますが、そこは自己判断で。
大量に食べないように気をつけましょう。
揚げ物や香辛料の強いものを食べたあとは、授乳のとき赤ちゃんの様子を観察してみてください。
飲みたがらなかったり、すぐ離れてしまったりしたら、母乳に影響が出ているかもしれません。
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まずはドリンクを一杯
もちろん、菓子パンや洋菓子が絶対ダメ!ということではありません。
あくまで自己判断で、母乳の出具合や、色味などを確認しながら、食べるといいと思います。
ガマンのし過ぎはよくありません。
もし、菓子パンや洋菓子を買うのであれば、小分けになっているものや、個包装のものを選ぶのがおすすめ。
一気にたくさんを食べてしまうリスクを防げます。
また、お腹はいっぱいだけれど気持ち的に食べたりない…という場合には、まずドリンクを飲むのもおすすめです。
できれば温かい飲み物がいいでしょう。
体が温まってほぐれれば、気持ちも幾分ほぐれます。
母乳のためにもなります。
ネットで検索すれば、ママにも飲めるノンカフェイン飲料などたくさん見つけられるはず。
甘みのあるものや、風味のあるものを選んで、味を楽しんでみてください。
こうして食べるものに気をつけるのは、体や母乳のためだけではありません。
「食べてるけれど、気をつけてるし、考えてるし、工夫している」
という事実は、産後ママの中にある食べることへの罪悪感を軽くしてくれるのです。
もし食べ過ぎても、体や母乳にいいものなら後悔せずにすむはず。
ママが心安らかでいられることが一番大切なのです。
食べるなら楽しんで食べよう!
「食べ過ぎかもしれない」
「どうしてガマンできないんだろう」
そんな思いで食べるのはよくありません。
食べては罪悪感と後悔におそわれ、それがストレスになり、さらに過食が進んでしまう。
そんな事態になりかねないからです。
この悪循環を作り出さないことは、産後ママにとってとても大切なことです。
「わあ、これすっごいおいしい!」
「これ食べたら、いい母乳がでるはず」
「このお菓子は、今日頑張ったご褒美にちょっとだけ!」
「久しぶりの揚げ物、最高!」
そんなふうに楽しく、前向きに、笑顔で食べてください。
適度に運動しよう
もしかしたら、
「食べたら太ってしまう・・・」
という焦燥感だけはどうしても拭い去れない、というママもいるかもしれません。
気持ちはよくわかります。
でも、体も心も食べることを欲している状況であれば、ガマンしすぎはかえってよくありません。
それなら、食べてしまうことを後悔するのではなく、「体を動かすチャンスはないかな?」と考えてみてはどうでしょう。
食べた分、運動で解消するのです。
産後すぐに激しい運動をすることはできませんし、落ちついてきても、ジムに行ったりジョギングしたりといった時間は当然ありません。
ですから、日々、部屋の中でできる運動を探すのです。
赤ちゃんと一緒に横になって、顔を見ながら、足だけ上げてみる。
いつも、つま先立ちで歩いてみる。
ハミガキしながらスクワットしてみる。
探せばチャンスはたくさんあります。
できないことを悔やむのではなく、できることにチャレンジしたほうが、気持ちも楽になるはずです。
ママが笑顔でいられる方法を考えましょう
「なんとか食べないようにしよう」
と考えるのではなく、
「食べるなら、体や母乳のためになるように食べよう」
という方向に考え方を変えてみましょう。
過食気味の産後ママにとって、食べるのをガマンすることが最善の方法とはいえないからです。
思いのままに食べていいというわけではありません。
ひどく食べ過ぎることが体に良くないことは、産後でも同じです。
だからといって、罪悪感を持ったり自己嫌悪したりする必要もありません。
自分を責めず、なるべく良い方向へ変えていけるように、焦らず少しずつ頑張っていけばいいのです。
今大事なことは思いつめないこと。笑顔を失わないこと。
赤ちゃんに一番必要なのは、笑顔のステキなママであることだけは間違いないのですから。
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