出産後、ママとして夜も寝られないほど忙しくしているなかで、女性として気になるのは、やはり産後の体型ではないでしょうか。
妊娠中に思った以上に体重が増えてしまった方、産後になかなか体重が落ちてくれない方など、
「運動したい!」
「ダイエットしたい!」
という思いを強くする人は少なくないはず。
一方で、朝も夜もかわいい赤ちゃんにかかりきりになり、時間がないでしょう。
ジョギングしたくても、ジムに通いたくても、定期的に、頻繁に一人になる時間を作ることは、なかなか難しいものです。
「おうちでヨガ」もはやりですが、これまでにヨガの経験がない方などは、それほど気楽に始められるものでもありません。
また、授乳中は食事制限するのも考えものですよね。
赤ちゃんにたっぷり栄養をとってもらうためには、体にいい栄養分や、質のよい母乳を出すために、きちんと食事することが大切です。
もちろん、ママさん自身の体のためにも、ダイエットのために無理な食事制限をすることはできません。
そこで今回は、産後の時間がないママにおすすめのダイエット器具についてご紹介してみたいと思います。
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家にいながらできるお手軽便利なダイエット器具3選
「骨盤ベルト」で太りにくい体を作る
実は、産後というのは女性にとってとても太りやすい時期だと知っていますか。
その要因はいろいろとありますが、中でも産後太りの大きな原因となりやすいのが、
「骨盤のゆがみ」
です。
出産をすると、当然ながら骨盤は開いてしまいます。
基本的には体のもともとも機能として、開いた骨盤は半年くらいの時間をかけて、ゆっくりと元のように閉じていきます。
でも、骨盤を正しい位置でキープすることは、産後でなくてもかなり大変ですよね。
どのようにイスに座るか、足を組んだりしていないかなど、いろいろな要因によって、骨盤が歪んでいる人はかなりいます。
そして産後も、いくら体の機能として戻ろうとするとはいっても、正しい位置にきちんと戻るかどうかは、産後のサポートにかかってきます。
しかし、赤ちゃんを抱っこしたまま座ったり、授乳中に無理な姿勢になったりしていれば、骨盤によってよい状況とはいえないはず。
だからといって、骨盤を整える運動をしたり、整体に通ったりする時間もありませんよね。
そうして骨盤がきちんと正しい位置に戻ることができないと、たとえば血液の循環が悪くなったり、その結果、代謝が落ちてしまったり、下っ腹ばぽっこり出てきたり、お尻が大きくなったりと、産後太りの原因になるのです。
種類も豊富!シーンに合わせて選んでみよう
そこで活用したいのが「骨盤ベルト」
産後用の骨盤ベルトはさまざまな商品が発売されています。
ベビー用品、マタニティ用品を扱っているお店で手に入ります。
大きさや素材、形、かたさ、装着の方法など、さまざまな種類のものがありますから、実際に店頭で手にとって選ぶのがおすすめです。
たとえば、かためのものは、かなりしっかりと骨盤を支えてくれますが、動きにくさを感じる人もいるようです。
一方、柔らかい素材のものは動きやすいですが、サポート力の面ではちょっと物足りない場合もあります。
もっとも、産後すぐからギュッときつく締めるのも体によくありません。
まずは、動きにあまり干渉しないタイプの骨盤ベルトからはじめて、立ったり、座ったりといった動きに慣れて、体の調子が落ちついてきてから、サポート力の強い骨盤ベルトに変えていくのがおすすめです。
装着ズレを防ぐ工夫がされているタイプ、簡単に着脱できる工夫がされていたり、蒸れにくい工夫がされているもの、体調に合わせて締め付け具合を調整できるもの、外見に響きにくいものなど、種類はたくさんあります。
季節やシーン別に取り替えるのもいいかもしれませんね。
「フミッパー」で運動不足を解消
産後、女性が太りやすい原因の一つは、授乳中の女性はお腹がすきやすいことにあります。
女性は授乳によって、赤ちゃんにたくさんのエネルギーを吸い取られます。
一説によると、お母さんは母乳によって800キロカロリーものエネルギーを消費しているそうです。
だから「産後は痩せやすい」という一面も実はあるのですが、それだけのカロリーを赤ちゃんに持っていかれてしまえば、お母さんは当然お腹がすきますよね。
ついつい食べすぎてしまうこともあるはず。
でも、以前とは違ってお子さんがいれば、
「ちょっと食べ過ぎたから、運動しよう!」
と気軽に運動ができるわけでもありません。
食べ過ぎてしまいがちだけれど、運動量はぐんと減ってしまった。
産後の太りすぎは、ここに原因があることがあります。
それなら、運動量をなるべく減らさないようにする方法はないでしょうか。
時間がなくても、効率よく運動できる器具があれば、それが可能になりますよね。
場所も時間も選ばずできる踏み台昇降運動
ちょっとした隙間時間に運動したい。
そんな方におすすめなのが、「どこでもエクササイズ フミッパー」。
これは、踏み台昇降運動を行うための器具です。
とてもコンパクトな器具であるうえ、ダンボール製なのでかなり軽量。しかし、作りはしっかりとしていて、裏面についている滑り止めもかなり優秀なので、安心して乗ったり降りたりすることができます。
言ってしまえば「箱」なので、もし赤ちゃんが触ってしまっても、大きな事故につながりにくいという安心もあります。
公式では有効な運動法などが紹介されていますが、とりあえず産後ママとしては動くことが肝心。
フミッパーなら横になっている赤ちゃんの隣で、我が子の顔を見ながら、ときには話しかけながら運動することもできます。
赤ちゃんの寝ている間にちょっとだけテレビを見ようかな…というときも、フミッパーを出してきて、これに登ったり降りたいしながら見れば、娯楽も運動も楽しめて一石二鳥です。
長時間運動ができなくてもかまいません。
このフミッパーは内側に10度傾いているので、より効率よく運動ができるのです。
ダラダラ大汗をかくほどの運動にはなかなかなりませんが、産後ママには、ちょうどいい運動量になるはずです。
「ぞうきん」で拭き掃除ダイエット
もしかしたら、妊娠前に使っていたダイエット器具がある、という方もいるかもしれません。
しかし、腹筋マシーンやエアロバイク、ランニングマシンなどは場所もとりますし、もし赤ちゃんが触って怪我でもしたらと心配になりますよね。
それに、赤ちゃんの世話をしながら、食事の支度や、洗濯、掃除をしていたら、とてもじゃないが運動をしているヒマなどない…というのが産後ママの現状です。
時間もないし、そんなヒマがあるなら、少しでも休んで体力と気力を回復したいというのが、ママの本音でしょう。
そこで、少しでもママが休める時間を作れるように、かつ運動する時間を作ることができるように、ちょっとした工夫をしてみてはどうでしょう。
家事と、運動を、一緒にやってしまうのです。
つまり「拭き掃除」をするのです。
お部屋もママもキレイになれる!
クイックルワイパーなどで拭き掃除することもできますが、ここは運動量を増やすことを考慮に入れて、「ぞうきん」で拭き掃除をしてみましょう。
なにも、ちゃんとしたぞうきんを用意する必要はありません。
使い古しのタオルやシャツを適当な大きさに切って、水で絞れば十分です。
穴が空いて履けなくなった靴下を濡らし、手を突っ込んで、ぞうきん代わりにしてもOK。
小さな赤ちゃんがいることを考えると、薬品を使うのも考えものですから、水拭きにしましょう。
ぞうきんを用意したら、あとはしゃがんで、きゅっきゅと床を拭くだけです。
掃除機だけでは見逃していたほこりや、部屋の隅の汚れまで、ぞうきんがけをすることでキレイに取り除くことができます。
同時に、ぞうきんがけをすることで体全体を動かすことができます。
赤ちゃんが過ごすお部屋はキレイになって安心ですし、ママさん自身はいい運動になるし、ぞうきんがけはいいことづくめ。
器具を用意するのに費用もかかりません。
激しい運動は必要ない!気楽に継続できる方法を選ぼう
産後ママは、とにかく大変。
赤ちゃんはとってもかわいいけれど、お世話することで体力も気力もかなり消費しています。
いくらダイエットしたくとも、無理は禁物。
ママのためにも、赤ちゃんのためにもなりません。
それでもやっぱり産後の体型が気になるのなら、まずは骨盤を正しい位置にしっかり直すこと。
それから日々、少しでもいいから、ちょっとだけ余計に体を動かす工夫をすること。
これを継続することを、まずは頑張ってみてはいかがでしょうか。
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